双極性障害 ～うつからの脱出編～
2023年3月14日（火曜日）
早朝4時の散歩から始まり、日中の散歩、ランニング、パークゴルフなど外出も少しずつ出来るようになり生活リズムが整いつつあった。
この頃には日記を毎日書く習慣が付いていた。この「習慣」というキーワードが大きく自分を変えたひとつの要因であった。
うつ状態では、「意欲や興味がない」という症状になる。「意欲」つまり「やる気」が出ない状態。もっと分かりやすく言うと「やる気のエネルギーが枯渇している」状態。
エネルギーがないので前に進まない。車で言うと「ガス欠」を起こしている。
エンジンがあってハンドルもあるのに前には進めない。「ガソリン」がないためである。心のガソリンはただ横になっているだけでは満タンにならない。
答えは自分の趣味や好きな事、興味や関心事を「楽しむこと」でしかエネルギーは溜まらないということに気が付いた。
答えは「楽しむこと」であることは分かったが、先ほども伝えた通り「興味の喪失」があるため何をやっても楽しめない、スッキリしない日々が続く。
そこで考え方を変えてみた。「やる気」ではなく「習慣化」させる。
- 食事する
- 歯を磨く
- トイレに行く
- 顔を洗う
- スマホを見る
などは、やる気がなくても出来ている。違いは「習慣化」されているかどうか...。
無理に習慣づけることはしないで、出来る範囲から習慣化させてみる。
習慣を付けることで行動に移せるので、やる気がなくても無意識に身体が反応する。
身体が反応すれば一歩前に進める。
一歩目を出してみる勇気が必要。やる気ではなく「勇気」！！
一歩目が出せれば二歩、三歩と行けるはず。
不安や心配で心が支配されているうつ状態では、この一歩目の勇気というはとてつもなく大きな一歩に思える。
皮肉なことにその一歩目を出せて二歩、三歩と進んでも、また下がってしまうケースが多々ある。私の場合も同じだったし、過去の自分の経験からも行ったり来たりの繰り返しが何日も続き、途中で挫けてしまうことが度々あります。
皆さんにも経験があるとは思いますが、自分の思い通りに行かない時はどうしても「ジレンマやストレスを感じてしまう」こんなこと経験ありませんか？
うつの時はこの繰り返しで、少しずつ状態が上がっていくそんなイメージです。
三歩進んで二歩下がる。それでも「一歩は進んでいる」と心から思えれば良いのですが、なかなか上手くいかないのが現実です。
今日はうつについての「心のあり方」という感じでまとめてみました。
本日はここまでとします。
